女の子にはとにかく不安を取り除いてあげること…。
それが肝心なようです。
男子と女子の学習の仕方の違いってあるみたいで、「わからない」ことに対する反応がとってもわかりやすいらしいのですが、男の子は「わからないと燃える」という部分…。
男の子ってわからないことをパワーにしちゃうみたい。でも女の子の場合だと、分からない時に、「拒否」してしまいがちになるようです。
これは中高一貫校で教える教師の友人に聞いた話ですが、そこは教育方針を一新して文武両道の学校になり、野球は甲子園に出ているし、偏差値も上がってきた大阪府下の学校です。男女共学なのですが、ここで教師として赴任し、男の子と女の子の学習の態度がまるで違うことに気がついたと教えてくれました。
数学で難しい問題に直面したときの対処で、課題を出されてわからない時、男の子は固まるというか、内に籠る。そして、「わからない」とはなかなか言わない…。
そして「では一度練習問題をやってみよう」と言われると、わかっていなくてもどうにか問題に取り組もうとします。
それにたいして、女の子は、「では練習問題をやってみよう」と言われても、最初から取りかかろうとしない。
最初の段階から女の子はやろうとしないようなんですね。さらにここで、強く「とにかくやってみなさい」などというと、反発がやってきます。
そして…「あの先生嫌い」おまけに「数学は大嫌い」となってしまう…らしい。
娘の場合は、担任その他の先生方には、
「これこれこういう(発達障害という)特徴がありますから、強い言葉、大きな声、威圧的な雰囲気に呑まれて、ビックリしてとても不安になるタイプなので柔らかくしてやっていただくと助かります」と伝えてあります。
そのおかげか、娘本人からは「いつも私はあんまり怒られないねん、なんでかな…」と学校での様子を聞かせてくれてはいますが…。(母がすでに言うてるから叱られないんダワ)
やっぱりここは、安心を持たせてあげることがとても大切で、
「こんな風にやると大丈夫」というような声かけをして、できそうな方向へ誘導してあげると「先生がこんな風にやったら大丈夫って言ったからやってみよう」と、安心して取りかかれるのではないかと思います。
やってみる前に分からないから不安に駆られている…。
夏休みに受けた夏期講習でこの娘の特徴をしっかり掴んでいてもらって、できることが少し増えました。
「間違っているかもしれない」、
「できない」、
「ダメな子」、
と思われたくない、言われたくない、恥ずかしい、傷つきたくない…。
こういったさまざまな不安を抱えるのが女の子で、発達障害があると、この部分が顕著なんだろうなと母の私は思っています。
わたしなりにまとめてみますと、
間違っても大丈夫!
迷っても間違っても人は成長するんだ!
間違うから勉強になる!
というような安心感を与える言葉かけをしてあげる。
といっても繰り返しが大事で、母としてはしんどくなります。
今日も読んでいただきありがとうございました