発達障害女子と母の自立モデル

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3月12日、伊賀市の愛農高校で催された「あいのうフェス」という愛農70周年記念行事に日帰りで行ってきました。

2年前に彦根から帰路を運転した以来、遠出するのは久しぶりです。今回は娘とふたり。―――愛農高校へは、西宮市からは車でおよそ2時間、中国自動車道~近畿自動車道~西名阪自動車道を乗り継ぎのロングドライブで、ドキドキの連続でしたが、西名阪に入ると景色は一気に自然いっぱいで、暑いくらいのお天気の中、あ~なんていいところなんだろう~と木木の緑色を脇目に走りました。

ここへは、娘のお友だちが進学しまして、全寮制の学校です。
学校敷地内に、水田、畑、果樹園、牛舎、養豚場、養鶏場、などがあり、化学肥料や化学農薬を一切使わず、それを教育の柱にして「持続可能な農業」を実践している歴史ある農業学校です。また、自分たちで育てた食材の70%が食事に使用されるという、高い自給率です。

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寮の暮らしは、
6:00 ラジオ体操、農場・料理当番
7:00 朝食
8:00 登校
8:50 午前の授業
12:00 昼休み
13:20 午後の授業
16:00 放課後・部活動
18:20 夕食
20:00 ミーティング
20:30 学習時間
22:30 消灯

こんな時間割で、およそ都会に住んでいる人には考えられない時間の流れ方~~(笑)。

何より素晴らしく感じたのが、この学校の全寮制という校風です。人間関係の向上に絶対に必要だと思うのがこれ。―――なんといっても逃げられませんから(笑)。

通学制の学校ならば、友だちと喧嘩しても、下校したらそれで終わりです。だけどここじゃそうはいかない。寝食を共にして、常に近い距離感の人間関係の中で解決していかなければならない。ここにこの学校のもうひとつのすごい面があると思います。事実、娘のお友だちは久しぶりに会い、成長をひしひしと感じました。

ところで当日の「あいのうフェス」というのは、生徒さんのファミリーさん、その他近隣の農家さん、などがマルシェを開催、雑貨や、やさしいスイーツや野菜、果物、カレー、ピザ、ホットケーキ、協賛の企業の出店が29店広場に集まり、がやがやと自然の収穫を持ち寄る、みたいな感じでして、みなさんお友だちになれそうな柔らかい人ばかりでした。

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この学校は、海外からの留学生も在校しています。この日は、韓国から親御さんもイベントに参加されていました。また北海道のファームからも3人のお子さんがすべて愛農高校を卒業しているお母様がパンケーキを焼いていらっしゃいました。その他、近くの農家さんから、関東から、いろいろなところからこの学校で学んでいます。

去年いろいろな学校訪問をした際に、娘もここを選んでくれたらいいなと思ったけど、農業とかはちっとも興味がなさそうで、動物といっても、ペットには興味があるが、家畜には興味はない感じで…。なにより虫がダメなので、私の思いとはまったく合致せず‥‥。

ちなみに、資産家のジム・ロジャーズ氏は、「子どもは若いうちから親元を離れさせるつもりだ」と言っていますね。それは本当の意味の自立につながりますね。

なかなかこの学校を選ぶ人は少ないでしょうが、これからの世の中、何がどう化けるかわかりません。ましてや総活躍社会とかなんとか、だれもかれもが同じ仕事に就くことも難しいし、ロボットに取って代わられる時代がやってきそうですから、農業はかなり有望かもしれないと思っています。

今日も読んでいただきありがとうございました。

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