学校へ行かなくなりました。
これで、条件が厳しくなるのが高校受験です。
私立高校は内申がないところがほとんどですが、出席日数はモノをいいます。成績がクリアすればなんとかなりますが、偏差値30を下回っている現実は難しい…。
娘には3年生になった始業式から、ことあるたびに「休まず頑張ろうね」と励まし、なんとかだましだまし登校していましたが、5月半ばでリタイア。
5月末にあった修学旅行も行かずでした。
~~ん頭痛い…。
「逃げているんじゃない、自分を守ろうとしているんだ」と思うことによって、多少気は楽になりましたが、思考回路の幼い娘には教室での時間はやはり難しいのか…。
ちょうど市の教育センターに紹介してもらった発達専門医の予約が重なっていたので、「学校へ行けてない」と相談すると、「適応指導教室」なる機関を教えてもらいました。
ここは現在籍を置き通っている中学の担任と相談し、体験や見学を経て中学校側から申し込んでもらうという流れ。
適応指導教室は、長期欠席をしている不登校の小中学生がここへ通うことにより「学校に出席した」ことにカウントしてくれるので、いいといえばいいですが、実際はまだ見学などの行動はしていない現状です。
今後は、フリースクール、例えばリバース・アカデミーやスマイル・ファクトリーなどを考慮してみようかと思っています。
ところで、学校へ通えなくなって1週間ほどの頃、ちょうど家庭訪問がありました。担任の先生には、「『班分けで失敗してしまった』ことを申し訳なく思っています」と言っていただきましたが、かといって問題を解決しようという気はなさそうでした。
私もすぐに学校に解決してもらいたいとは思っていなくて、流れに任せるつもりでいます。
結局強くて仕切るタイプの人がいると、娘は委縮してしまいます。班での役割分担など、希望はなかなか聞いてもらえず、おまけに存在していないかのような態度を取られ居場所をなくしてしまいます。
気の置けないお友だちは1人いましたが、スポーツで頑張っているので大会などに出場すると学校を休みます。少ない数人の他のお友だちとは芯から打ち解けられないような感じのようでした。
先生が言うには「〇〇ちゃんは人の見てないところを見てますから」…。と娘をよく理解はしてくれていました。
通っている大阪市内のスクールの塾長は、「〇〇ちゃんは、言葉でなく表情や相手の顔の雰囲気で判断している」と表現されていました。
人の言葉じゃなく表情をみている…。
言葉じゃなく声を聞き分けようとしている…?
これが娘の判断基準です。どちらかというと、言葉には騙されないというか裏を見ているというかそういうところもあります。
真意を汲み取れないという部分も大きく特徴としてあげられるのが発達障害の人ですが、実は言葉のキツさなどから相手を判定しているところもあります。
しかし、このようなことで思うのが、「とにかく環境に適応することが困難」ということに当てはまるところで、心の中に「こだわり」があり、目立ちにくいけどそれが、「相手とのコミュニケーションの取りにくさ」につながるのだろうと想像しています。
放置していると、二次障害にもつながるのかもしれません。しかし、今回は明るい不登校です。
そしてお仲間さんとも話題になるのが、彼女たちの「観察力」です。
あるお店に並んでいた時計を見て、「これ□▽さんがしていた時計だね」とか、「〇〇さん、いつも左の手でメガネを触るよね」とか、時には「〇×さんの制服毛玉だらけだったね」などなどマネしながら言います。いつ見ていたの?とびっくりするほど観察しています。
ということで、発達障害女子は見ているところに特徴があるという母のひとりごとでした。今日も読んでいただきありがとうございました。