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2014年9月6日、大阪北区の天六にある、大阪市立住まい情報センターで創刊11周年記念ビックイシュー販売者主催の「東田直樹・東田美紀講演会」に参加しました。
13日(土)にもNHK総合の特集『君が僕の息子について教えてくれたこと』の再放送があり大きな反響だったようです。
番組は、作家のディビッド・ミッチェル氏が7年前に出版された自閉症である東田さんの書籍を読んだことから語られます。ミッチェルさんには自閉症の息子がいて、この本は、まるで我が子が語り掛けているかのような感じがしたというのです。
日本語教師として、日本で過ごしたことがあるミッチェルさんは、妻の恵子さんと本を読んで翻訳をすることにしたのです。彼の本は、アメリカ、イギリス、カナダ、イタリア、フランス、中国、サウジアラビア、ノルウェーその他合わせて20ヶ国で翻訳されていて、本当に大きな反響を呼んでいるらしいです。
私は、ラッキーなことに前から2列目に座る事ができました。舞台右そでにお姉様が待機され、お母様と直樹さんの2人が中央に座られました。
このNHKの番組の感想から直樹さんの講演が始まりました。
いつものキーボードを叩きながらです。
『22歳までを振り返って』
NHK番組放送
- 先日、NHKで僕の番組が放映された。反響は予想以上で、たくさんの方からご感想をいただき、僕はとてもうれしかった。好意的に受け取ってくださった方が多かったことに感謝している。
- 僕は、これまで重度の自閉症者の1人として、自分の思いを発信してきた。同じように、苦しんでいる自閉症の人たちが、少しでも生きやすくなればいいと思うから。
- 番組後の感想を伺って僕が驚いたのは、一般の方たちの反響が非常に大きかったこと。
- これまでは、自閉症者と普通の人との間には、大きな壁のようなものがあって、僕はそこに穴を開けるために、必死で壁を叩き続けていたような気がする。
- その壁が突然なくなってしまったみたいだった。