2014年、夏。
同じ子どもを持つママたちと会うのは2月15日の娘の誕生日以来。
私たちは以前に通っていたソーシャルスキルトレーニングのスクールで知り合ったんですが、お仲間3人が集まって話すこのランチタイムはとても楽しみにしていたので待ち遠しかったのです。
3か月ぶりだというのに、時間の経過も感じず、本当に面白い話がいっぱい飛び出してきます。
たまたまわたしたちの子どもはみな一人っ子の女の子でこんなところも共通点ありあり。
さて、この日は吹田市のホテルのレストランでランチになりました。お昼から少しワインも飲んで舌好調!
今回は、娘たち3人とも進級してそろそろ落ち着いてきた時分だったので、まずはご報告からです。我が家は中学2年ですが、おともだちたちは、ふたりとも中学3年でこれから考えるのは、高校進学のことです。
お嬢さんたちは、それぞれ去年この関西にやってきて中学2年の時に転校しています。ひとりは活発な学習障害の通級、ひとりはもの静かな高機能アスペルガーの特別学級。
それぞれ中3のお嬢さんの家庭は転勤族。関東からと広島から、だから、江戸っ子、広島弁、関西弁でのしゃべり・・・。
さて、ある日のこと、
娘「ママ―、このズボンが小さくなった!」
母「入らなくなっちゃたの? 新しいのまた買いに行かなきゃね」、
娘「入らないんじゃないよ、ズボンが小さくなった!」
母「だから入らないんでしょ?」…
娘「・・・・・ズボンが入らなんじゃないよ!」・・・・。
実はこの母娘、血の繋がりがないのです。前妻さんの子どもで再婚したとたんにママと娘になった。
それを私が知ったのは、つい最近で非常に驚いたんですが、一緒に暮らし始めた頃、娘のあれれ?に気が付いたらしい。
ママが気付いたお嬢さんの困りごとは、家じゅうを散らかす、真意が読めない、含みが理解できないなどで、
- 太っている人に「太ってるね」と言ってしまう
- なんでもストレートに受け取ってしまう
- 適当が理解できない
- 整理整頓が苦手
こんな感じ。
ところで、我が家もいつもこんな風で、それに加え同じことを何回も言うという特性もあります。
それもどれだけいうねん??というくらいしつこいのです。しかしやっぱり会話の中で、子どもたちについて私たちに共通していたのは、この3人の共通点は、「いつまでも同じことをいう」、ということ。そして3人寄るとバラバラな会話なのに、同じところで笑ってたりします。
3人で「そうだよね、そうだよね、話し終わってるのにね」(苦笑)…。
ほんと、それもう終わってるよ、っていいたくなるくらいいつまでも同じことを言います。
無邪気でいいわ、といつも言い合うんですが、発達障害の子どもは幼いです。みな恋愛感情的なのも、芽生えていなくて…。
そしてもうひとりのおじょうさんは、最近感情の起伏が激しいらしく、母を蹴る。罵声も浴びせる。穏やかな母であるけど、いい加減切れて蹴り返す。するとまた蹴り返す…。という負のスパイラルに入っているらしいですけど、学校でのストレスもあって家ではどうやら発散の場となっているんですよね。彼女は「ストラテラ」を服用しています。
いろんなことはあるけど、学校に毎日通うだけでマル!十分頑張っています。
確実に成長をしています。
この日、しゃべりまくってお別れの時間も迫ってきた頃、ホテルのフロントに母に背を向けて立つ女の子がいました。う~ん、そうかもしれない。きっと、用事のある方を向かずにぼんやりして立っていたので、きっとそうだろなって。
私たちってすごく鼻が利くんです、
同じようなタイプのお子さんを見つけると、「あれはお仲間だよね」なんて、言って。
さて、また会う機会までお互いとっておきの面白話を仕込んでおこうと、ランチタイムは終了しました。