発達障害女子的「将来の夢」の作文作成は母の仕事

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「お母さん、あたし作文書かないといけないねン、でも書くことないねン…」と学校から帰ってきた娘が言います。

見ると400字詰原稿用紙に

 

「将来の夢

私の夢は保育士になることです。」

 

と1行だけ書かれてあります。

学校の作文の課題の宿題が出て、明日みんなの前で読まないといけないというんですが・・・。

 

えぇ?書けないって?

 

私は「作文を考えるのが難しい? 考えはまとまってるけど、書くことが難しい?」と聞いてみると、作文を考えるのがムリ、と答えましたので、じゃ一緒に考えてみようかといいながら、ざっくりと考えてみてワードで打ち込んでみた内容は、

 

「将来の夢」

 

小さな子供が大好きな私は、将来保育士になりたいと思っています。

子供の頃、私は保育園の担任の先生に憧れていました。

その先生の周りは、いつもたくさんの子供たちの笑顔であふれていました。

そんな先生の姿を見て、私もいつか保育士になって子どもたちをいっぱい喜ばせてあげたい、大好きな子供たちに囲まれて仕事をしたいと思うようになりました。

保育士の仕事を一週間、中学校の職場体験でしたことのある友だちに聞くと、実際に体験してみると楽しいことばかりでなく、想像以上に大変な事もたくさんあることを知りました。例えば、寝かしつけや泣き止まない子供たちをあやしたり、おしめを替えたりなどです。

でも、そんな時でも「子供たちの無邪気な笑顔を見ていると嫌な気持ちも飛んでいちゃったよ!」という友だちの話を聞くと私の体験したかったことや、もっと想像していたことよりも大変だと思ったけど、保育士になりたいと改めてその気持ちを強くしました。

母が話してくれたことですが、私が通っていた保育園の園長先生のお話のなかで、とても印象に残る、「この子供たちの人生の初めのほんの数年で、これからの人格や行動が決まる」というような言葉がありました。それを聞いて保育士はとても責任のある仕事だと思いました。

保育士になる、という私の夢を実現させるために、私はそのための学習をしたいと思っています。

 

 

とまとめてみました。

これを娘に見せますと、そっくりそのまま原稿用紙に写し、これで提出するという。

 

なんだそりゃ。

 

「お母さん天才!」

と大声で笑顔で、とにかくこの作文のことを考えるとおなかが痛かったんだ、ほっとしたワと言うのです。

 

こんな風に書きたいと思っててン!これからは自分でちゃんとするねお母さん…。

って。あのさ~と突っ込み入れたくなったけど、なかなか難しいのでしょうか。

結局何にも編集もせず、このまま当日作文を読んだという事でした。みんなに拍手してもらえたと本人は人のふんどしで相撲を取ることへの抵抗もないような感じでした。

次回に期待すると致します。

今日も読んでいただきありがとうございました

 

 

 

この記事に頂いたコメントも掲載させていただきます

 

我が家にも広汎性発達障がいの兄弟がいます。夏休みの読書感想文、人権作文、すべて私が書いたのを丸写しです。何度、書いてみなさい、と言い聞かせても、何を書いていいのかさっぱりわからない、と地蔵のようにだんまりと、不動を貫き通しました。しかし、兄のほうは高校生になり、昨日自分で書いていました。中身は、小学生並でしたが、書いただけましになったかな。昨年は、私がすべて書きましたから…できないことがたくさんあり、二人分ともなるとヘトヘトになりますが、仕方がありませんね…。

はるままさんより

 

 

 

初めまして。

現在小学三年生の広汎性発達障害の娘がいます。作文や読書感想文、本当に書けないです。娘も「○○だった。楽しかった」で終わり(-_-;)どこがどう楽しかったのかとか、具体的に書けないです。

最初はローズさんの丸写しでも、こうやって書くんだ。と理解すれば少しずつ書けるようになるのでしょうかね。今年の夏休みの宿題もどうなることやら…って感じです。

pingaさんより

 

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2 thoughts on “発達障害女子的「将来の夢」の作文作成は母の仕事”

  1. 成人になってしまった発達障害本人です。
    >>次回に期待すると致します。
    いきなりこんなことを言うのもなんですが、あまり期待をしないでください。書けないものは書けないんです。
    足のない人に歩けと言っているようなものです。
    私は感想文が1行も書けません。
    作文でお腹が痛くなるという心身症をおこしていることを考えると
    お子様はかなりのプレッシャーを感じていると思います。
    >>人のふんどしで相撲を取ることへの抵抗もない
    それしか方法がないのです。それもダメなら白紙提出しかないですよ。
    教師が特性を理解していて何らかの救済措置がとられればいいと思いますが・・・

    「お母さん天才!」
    という言葉はお母様がワードで打ち込んでくれた文章を読んで、心の底からスゴイ!自分にできないことができるなんて!と思ったのだと思います。

    うーん、親も子供も生きづらいですね・・。

    1. mizarさま

      コメントいただきありがとうございます。
      そうですね~確かに娘はいまだに作文が困っています。(苦笑)
      それでも、高校受験のために、ちょっとずつ書いてみたりするようになってきました。

      私は、国語は得意だったけど、数学はまるでだめ、割り算なんかもほとんどできない、でも娘は逆で
      数学はゆっくりでも理解できるけど、国語は全然です。

      ところが、漢検を受けるために少しずつ取り組むようになってきたんですよ。驚きです。

      そうなんですね~「お母さん天才!」は、そういう感情なんですね。

      いろいろありがとうございます。参考になりました。またちょっとずつ記事を書いていきますので、
      見に来ていただけたらうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします。

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