「視覚優位」…ってどういう意味なんなのかな…
過日教育センターで診察してもらった際に医師から言われた言葉です。調べてみると、
1988年、自閉症の人を題材にした「レインマン」という映画の主人公2人の様子が視覚優位というワンシーンでありました。
トム・クルーズ演じるチャーリーが施設にいるダスティン・ホフマン演じる兄レイモンドを連れ出しロサンゼルスまで車で旅をします。
兄レイモンドと過ごす日々、遠い昔に忘れていた愛や、絆を取り戻す、そして心を通わせていくというドラマでしたが、このレイモンドは落ちた爪楊枝を瞬時に「246本」とわかる特殊な能力を持っている人です。
ぱっとみただけで記憶する。
自閉症であるレイモンドの能力ですね。
20本くらいまでならなんとか数えられそうですが、「246本」はどうだろう、無理かも?
こういうのを特に発達した「視覚優位」というのかな、と思うのですが…
ググってみると
「視覚優位」
〇発達している⇒目で見て理解することが得意
〇発達しづらい⇒言葉だけで言われても理解できない
<聴覚優位なら>
〇発達している⇒耳から得た情報を理解するほうが得意
〇発達しづらい⇒文字や図形が正しく見えない
視覚優位というのは、こんな感じで
「目で見て分かるけど、言葉だけでは分かりづらい」、みたいですね。
これまで娘の様子をみてきた中で、確かにそうかもしれないと思い当たることがあります。
彼女は小さな時のことをよく記憶していて、
「お母さん、あの時こんな顔してたな~」
「お母さん、ヤモリさんびっくりして逃げていったな~」
「お母さん、旅館のお布団ぐちゃぐちゃやったな~」
とかで、目の付け所に特徴がある、というような
「見るポイントを具体的に示す」ような感じがします。
まあ、別のところを見ているというか、みんなが見ないところを見ているというか…。
実は私の実母もこういうのあるのです。鳥が飛ぶさまを見て、「30羽」とか…。飛行機、鳥、小豆、車、とにかく数えるのが好き、そして数字にはとても強い、
でも私は数字に弱い。私の実父も数字にはとても弱い、漢字もちゃんと(難しい漢字は)書けない、書こうとしない。でも私は、国語は得意、漢字も得意だったし、書道も段です。
いったいどこから来たんだろう娘と私の発達障害…。
話がそれましたが、娘の場合は、見てパシャパシャっとシャッターを切るような感じで記憶するのかな…。
ソーシャルスキルの先生は、文字を追う覚え方より映像の方が記憶しやすいようです、とは言っていたけど、こういうことなのかもしれません。
まだまだ、はっきりと意味がわかりにくい私ですが、本が読みにくいときは映画を観る、がいいということでしょうか。
たぶん、見えない世界をイメージすることが難しい、という困難さは、ファンタジーの物語を読んでも、物語の中のイメージができないということでしょうから、視覚優位で生きている娘には、テレビでのアニメや、映画などが向いているようです。
もっともっと発達障害について勉強していかなくては!
今日も読んでいただきありがとうございました