娘と漫画本のこと
ある日のこと、娘に聞いてみました。
彼女がいつも読んでいる「ショコラの魔法」ってマンガコミックっておもしろいのかな?って思って、
「ねえ、そのマンガの本、面白い?」
娘は「うん面白いよ、何回も読んでるよ」
と答えたので、どんなところが面白いのか知りたくて、聞くと『この作家さん、絵をていねいに描いてはるの、髪の毛の一本一本まできれいに描いてある』…。私がストーリーは読まないの?と聞くと、
「うん、絵を見てる…。」
こんな感じでストーリーはあんまり重要じゃない。
彼女にとってマンガは、ストーリーより絵をすみずみまでみるのが読み方。
たくさんたくさんマンガの本はあって、恐怖シリーズやショコラの…とか、「進撃の巨人」なんかも持っているけど、ストーリーを読んでいるわけじゃないみたい。
そういえば、臨床心理士の先生が言ってたのを思い出しました。
先生曰く、
「マンガは読んでないと思いますよ、絵をみているだけなんじゃないかな」って。鋭いですヨね、さすがに専門家のおっしゃることはおっしゃるとおりでした。
彼女なりの楽しみ方や、興味が分かれば親としてはそれでOK。
でも、実際のところマンガの種類が違えば、ストーリーも追えるのでしょうか。
それに、字だけの本はどうなんだろう?
確か、小学生向きくらいのやさしいものを3,4年くらい前に買ったはず。その時は、彼女の個性に気づいてなかったので、「本は興味がないんだな、仕方ない」とあきらめていましたが、興味があれば活字を読むのだなというのがわかったのが、
その後、ずっと以前に買っていた「魔女の隠れ里 名探偵夢水清志郎事件ノート」という本を最近になって読み始めたからなんです。
中学1年で、小学5年向けの児童書を読むくらいのペースなんだなと思えば、まったく読まないよりはとてもいいかもしれません。
ずっと以前に、視覚でモノをとらえるタイプ、だと言われたことがありましたが、活字の中にイラストの挿絵がたくさんあったり、字が大きかったりすると読みやすいことはあるのかもしれない。また、視野の使われ方が発達障害特有の隅っこが見えにくいということを全く知らなかったので、授業の時最前列にしてもらっているのにノートが取れていないと、担任の先生に聞き、なるほどと納得したり…。
この特徴は、「ふたつのことを同時進行難しい」ともかぶっているとは思いますが・・・。
苦手をちょっと知っておくだけでも、気が楽ですね。
今日も読んでいただきありがとうございました